飯田橋・九段下の内科・循環器内科・外科・小児科クリニック。やじまクリニックです。

労働衛生法に記載されている項目について検査します。
検査項目の主なものは以下の通りです。

問診		胸部聴診
身体測定	身長	胸部レントゲン	直接撮影	視力
	体重	心電図		聴力	1kHz
	腹囲				4kHz
尿検査	糖	貧血	白血球	肝糖能	AST
	蛋白		赤血球		ALT
	潜血		血色素		γーGTP
	尿酸		血小板		中性脂肪
腎機能	クレアチニン	耐糖能	血糖		HDL-Cho.
	尿素窒素		HbA1c		LDL-Cho.

検査結果の意義

BMI　（Body Mass Index)：肥満指数

身長と体重の関係から算出され、肥満度を表す体格指数です。計算式は次の通りです。

BMI=体重（kg）÷身長（ｍ）²
＜例：身長　170cm(1.70m)、体重65kgの場合　BMI=65÷1.7^２=22.5＞

肥満指数
35以上	高度肥満
25以上35未満	肥満
18.5以上25未満	標準
18.5未満	低体重

※日本肥満学会では、BMIが22の場合を健康値としています。
（22は統計的にもっとも疾病が少ない数値とされている）
※BMIが35を越えると糖尿病や狭心症などの心臓病の発症頻度が急増すると言われています。

※BMIによる判定には限界があります。体脂肪率が考慮されていないため、メタボリック症候群の判断に重要な内臓脂肪の多寡が分かりません。

※体脂肪率測定の代替として腹囲を測定します。

腹囲基準値	体脂肪率基準値	30歳未満	30歳以上
85cm以下	男性	14-20%	17-23%
90cm以下	女性	17-24%	20-27%

血液検査

	項目	当院の基準値 (単位)	意味
末梢血	白血球数	3500-9800 (/ml)	感染症では増加します
	赤血球数	376-580 (x104/ml)	基準値以下は貧血の可能性があります
	血色素(Hb)	11.-51.8 (%)
耐糖能	HbA1c (NGSP)*	4.7-6.2 (%)	およそ1ヶ月間の平均血糖値を反映します。 6.5を越えると糖尿病の可能性があります
腎機能	クレアチニン	0.47-1.04 (mg/dl)	いずれも腎臓における濾過能力を反映しています。基準値上限を超えると、腎不全の可能性があります
	尿素窒素(BUN)	8-22 (mg/dl)
	尿酸 (UA)	2.5-7.0 (mg/dl)	痛風はこの数値が高いと発症する可能性があります
肝機能	AST	10-40 (u/l)	肝臓における代謝能力を反映しています。上限を超えると肝機能障害の可能性があります
	ALT	5-45 (u/l)
	γｰGTP	75&rt; (u/l)
脂質代謝	HDLコレステロール	90-96 (mg/dl)	高脂血症の判断に重要な指標です。LDLが高いと動脈硬化を起こす割合が高くなります
	LDLコレステロール	70-139 (mg/dl)
	中性脂肪(TG)	35-149 (mg/dl)

入社前・入学前

入社時の健康診査も上記の労働衛生法にそった検査項目で行います。
書式は提出先に合わせた形式にできますので、ご相談下さい。
費用は検査内容によって異なります。報告書作成までには2日ほどかかりますが、お急ぎの場合はご相談下さい。

特定健診

千代田区民を対象にした健康診断の実施です。次の種類があり受診券が異なります。
　国保健診
　長寿健診
　若年節目健診
　がん・成人健診
　集合契約健診
※千代田区と千代田区医師会の契約締結により当クリニックで診査可能です。